• なかなかトレセンで合格できないのだけど、原因はある?
  • もうすぐトレセンのセレクションだから、合格するコツを知りたい
  • セレクション前に親ができることはある?

そんな悩みを持つ方に向けて、少年サッカーの指導歴22年の浦部が、トレセンで合格するコツをお伝えします。

私自身がセレクションの選考コーチをしていた経験と、現役トレセンコーチから聞いた事を参考に書いていきます。

トレセンには合格するコツがあります。トレセンの判断基準や、コーチ目線で選手を見た時の気持ちやコツ、そして選手がトレセンで心がける事と親がしてあげられる事をまとめました。この記事を読めばもう大丈夫。安心してセレクションに挑んでください。

この記事の結論(先に要点だけ)

ポイント要点
コーチが見るもの技術・運動量/立ち振る舞い・声かけ/結果
合格の3つのコツ①表現力とコミュニケーション ②リーダーシップ ③結果へのこだわり
選ばれる選手の特徴素直であること/現状に満足していないこと
親ができることプレッシャーを与えず「楽しんでおいで」とそっと支える

それでは、まずセレクションの仕組みから見ていきましょう。

少年サッカー|トレセンのセレクションの仕組み

まず、トレセンの全体像を整理します。

  • トレセンは「地区選抜>県選抜>地域選抜>ナショナル選抜」と続く仕組み
  • 地区トレセンは一度に80〜100人ほど、時間は約2〜2.5時間
  • 各チームのコーチが推薦した2〜3人が集まる

トレセン(トレーニングセンター)は、地区選抜>県選抜>地域選抜>ナショナル選抜と続く仕組みになっています。

地区トレセンは各市のチームに所属している選手で、各チームのコーチが選んだ選手2〜3人が集まり、一度に80〜100人ほどで行われます。セレクション時間は約2〜2.5時間です。その後、地区トレセンの合格者が県選抜・地域選抜とセレクションを受ける事ができる仕組みになっています。

トレセンの選考方法

トレセンコーチは参加選手の名簿をもっており、トレーニングを通して選手を「◯」「△」で評価し、トレーニング後に各コーチとミーティングにより選手選考します。

地区ごとに選考方法の多少のばらつきはありますが、セレクション毎にテーマがあり、そのテーマに沿って選手の選考をすることが多いです。

「テーマ」とは選手を選考する上でコーチ達が共通認識として持つべき「基準」です。例えば「DFのプレッシャーが強い時にも自分のプレーができているか?」というように、選考基準になるテーマに沿って選手選考をしています。

トレセンのコーチが見ているもの

トレセンのコーチは普段から選手たちを見ている訳ではありません。だいたいの選手のプロフィールや特徴を、各チームのコーチが提出しているのですが、人数が多くなると全員のプロフィールを頭に入れるのは大変難しいです。

そんな中トレセンで重要となる選考ポイントは、次の3つです。

#コーチが見ているものどこで見られるか
選手の技術・運動量アップ〜トレーニング〜ゲーム全体
会場での立ち振る舞い・ゲームでの声かけ到着時からゲームまで
トレーニング・ゲームでの結果1対1・グループ・ゲームの勝負

決して長い時間1人の選手を見れる訳ではないので、これらをアップ、トレーニング、ゲームの中でコーチたちが見て判断しています。

どんな選手が集まっているのか

もちろん誰でも参加できる訳ではありません。各チームのコーチが推薦する2-3名ほどが集まって行われます。

ですが、各チームのコーチは上手い選手を選ぶという訳ではなく、最低限のレベルを判断した上で、トレセンに参加させる事によって成長するきっかけが掴めそうな選手を推薦する事もあります。そのため、各チームの中心選手や伸び代のある選手が集まっています。

少年サッカー|トレセンのセレクション時の3つのコツ

トレセンのセレクションは参加人数にもよりますが、1人あたりがアピールできる時間はとても短いです。その短い時間でどれだけコーチ陣にアピールできるかがポイントになります。

まずは3つのコツを一覧で確認しましょう。

#コツひとことで言うと
表現力とコミュニケーション声と振る舞いで自分を知ってもらう
リーダーシップ誰かに任せず自分から率先する
結果へのこだわり一つ一つの勝負で結果を出す

①表現力とコミュニケーション

トレセンでのトレーニング時間は約2時間です。その時間で指導者達に自分をアピールしなければいけません。

そこで大切なのが「表現力とコミュニケーション」です。特に下記を心がけるといいでしょう。

  • コーチの声かけをすぐ体現できる
  • プレーの中で自分を知ってもらえる声かけや立ち振る舞い
  • 自分のストロングポイントをアピールできる力
  • 仲間に自分の特徴を伝えるコミュニケーション

そして、仲間に何かを伝える時には、仲間の意見もしっかり聞けるようにしましょう。

よくある失敗:緊張して黙り込み、無難にこなすだけで終わってしまう。上手い選手が集まる場では、「何もしない」は「印象に残らない」と同じです。まずは声を出すことから始めましょう。

②リーダーシップ

先程も言ったようにトレセンは、各チームの中心選手が来ていると言っても過言ではありません。その中でもリーダーシップをとれる選手は、コーチの目に留まりやすいです。

仲間への声かけかもしれないですし、相手と「闘う」闘争心かもしれません。「誰かがやってくれるだろう」ではなく、常に自分から率先していけるリーダーシップを持つことが大きなアピールポイントになります。

③結果へのこだわり

トレセンに来ている選手のほとんどが「合格したい」「負けたくない」と思っている選手です。

多い時は80〜100人程集まるなかで、合格への一つの判断基準は「結果」です。1対1やグループトレーニング・ゲームにしても、プレーする場面場面で「結果」が生じます。

「ゴール」「アシスト」「1対1」などの一つ一つの勝負をコーチは見ています。もちろん100%結果で決まるとは言いません。しかし、同じくらいのレベル・同じくらいの特徴ならば、結果も重要な選考基準になります。

そして自分の出来も大事ですが、「チームを勝たせる事ができる選手」は指導者の評価も高いです。このように、結果にこだわり、一つ一つの勝負で結果を出すことが大きなアピールポイントになります。1対1やシュートの勝負強さは、少年サッカーのシュート練習3選ドリブル上達のコツで日頃から磨いておくと、いざという場面で差になります。

少年サッカー|トレセンのセレクション前に必要な心構え

まず考えなくてはいけないのは、選手は指導者に「この選手は面白そう」「ポテンシャルがあるな」と思われなければいけないということです。

トレセンに選ばれる選手には、下記の2つの特徴があります。

  • 素直であること
  • 現状に満足していないこと

素直な選手はトレセンに行って化ける可能性があるからです。色々なコーチ、選手の良い所を受け入れる素直さは大事です。素直な選手は、トレセンに連れて行きたくなります。

そして2つ目は現状に満足していない選手です。「もっと上手くなりたい!」と常に思っている選手は、トレセンに行って技術はもちろん考え方など様々な事を吸収します。そんな選手は伸び代もあるのでトレセンに連れて行きたくなる選手です。

選手が一つ気をつけなければいけない事は「トレセンに行く事」を目標にしない事です。「トレセンに行く事」ではなく「トレセンで自分に何ができるか?」と考えることが重要です。その為には、日頃のトレーニングの強度、精度をあげて、コンディションを整えるのも大切です。

トレセンには自分よりも上手な選手がきっといるでしょう。緊張もすると思います。そんな時こそ、「当たり前の事をする」事が緊張を解く鍵です。

リフティング10回やる」「いつものドリブルをやってみる」そんな普通の事をするだけで自分の気持ちをセルフコントロールでき、少し楽になります。どうすればいつも通りのプレーが出来るのかを考えてみてください。緊張との向き合い方は、少年サッカーのメンタルでもさらに詳しく解説しています。

少年サッカー|トレセンに向けて親がしてあげられること

親は子供に「プレッシャーを与えすぎない事」が大切です。

子供は親から過度にプレッシャーをかけられると、いつものパフォーマンスを出せない事がよくあります。「頑張らないといけない!」が空回りしてしまうんですね。

頑張らないといけない事も子供が1番わかっています。親はそっと支える程度で十分です。「楽しんできてね!」と言えるくらいが丁度いいんです。プレーするのもトレセンに挑むのも子供です。子供の自主性を尊重してあげて下さいね

よくある失敗:良かれと思って「絶対受かってきなさい」と送り出す。結果を背負わせるほど、子供は本来のプレーを出しにくくなります。まずは「楽しんでおいで」で肩の力を抜いてあげましょう。

少年サッカーのトレセンまとめ

最後に、この記事の要点を振り返ります。

  • 知らない選手ばかりの中、約2時間の短い勝負。まずはいつも通りのプレーで緊張をセルフコントロールする
  • 自分の意見を仲間に伝え、仲間の言葉もしっかり聞く
  • 自分のストロングポイントを理解し、しっかりアピールする
  • 親は結果を背負わせず、「楽しんできてね」とそっと支える

自分のストロングポイントをしっかりアピールできるようにしましょう。そのためには自分のストロングポイントを理解する必要があります。日々のトレーニングからストロングポイントを磨く事が大事です。そのストロングポイントを持っている「自信」が緊張を少しずつほぐしてくれるのです。プレーにも良い影響を起こすでしょう。

色々な上手な選手とプレーをして「楽しむ」事も忘れないでくださいね。

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よくある質問

Q. なかなかトレセンに合格できません。原因はありますか? 短い時間で自分をアピールしきれていない場合が多いようです。声かけや立ち振る舞い、一つ一つの勝負での結果を意識すると、コーチの印象に残りやすくなると考えられます。

Q. セレクション前に親ができることはありますか? 過度なプレッシャーを避け、そっと支える関わりが向いているようです。「絶対受かって」より「楽しんでおいで」と送り出すと、子どもが本来の力を出しやすくなります。

Q. 緊張しやすい子はどうすればいいですか? リフティングやいつものドリブルなど、当たり前の動作をすると気持ちを整えやすいと言われています。普段通りを意識できると、緊張が少しほぐれるでしょう。緊張との向き合い方は少年サッカーのメンタルも参考になります。