少年サッカーの楽しい練習3選。スキル&モチベーションUPできる練習

  • 息子が楽しくできる練習は何か?
  • 息子のサッカーへのモチベーションを上げたい
  • 楽しくなさそうに練習しているから変えてあげたい

と考えている方に向けて、この記事では小学生が楽しくできる練習を紹介していきます。

この記事では2人で出来るトレーニングを3つ紹介していきます。自分にボールが来てから相手にボールを繋ぐところまで、トレーニングに入っているので、より実践に近いトレーニングになります。

1つ1つのトレーニングの中で難易度が少しずつあがりますが、練習内容をしっかり理解して『楽しみながら』レベルアップしていきましょう。

【少年サッカー】楽しい練習3選

今回は『楽しく』をテーマにトレーニングを選考してみました。ゲーム性を入れて、『もっとうまくなりたい』と思ってもらえればと思います。

練習①『足裏スクエアパス』

この練習の楽しいポイントは、声をかけたら逆周りにするなど、相手がしかけてくるので、そこでミスをせずにプレーすることです。

● 練習の流れ

  1. 2人で1メートル程離れて向き合う
  2. 1人が右足の裏で左足の裏にボールを転がす
  3. 相手に左足の裏でボールを渡す
  4. 相手は右足の裏から左足の裏にボールを転がす
  5. 左足の裏で相手の右足の裏に転がす

ボールが2人の足元でスクエア(四角)に転がるまでが1セット。

● 練習のポイント

  • まずはスムーズに1セットできるようにする
  • スムーズに1セット出来るようになったら次は逆周りを練習する
  • 2人のどちらか『主』を決めて、『主』が声をかけたら逆周り(とっさの判断をエラーしないでできるようにする)
  • ボールを2つ使って行う(相手とリズムを合わせてボールを動かせるようにする)
  • ボール2つでスムーズにボールが回せるようになったら声を掛けたら逆周りをできるようにする。
  • 慣れてきたら背筋を伸ばして姿勢良くプレーできるようにしましょう。

● 練習で得られるもの

足元のボールフィーリング力が上がります。あと、足元でボールを扱う際に顔が上がり姿勢良くプレーできるようになります。

練習② 『クイックトラップ』

楽しいポイントは、難易度の高いボールを上手くトラップして返す事が出来た時の、達成感を感じられることです。

● 練習の流れ

  1. 2人で2、3メートル開けて向かい合う
  2. 1人がスローイングの投げ方でボールを投げる
  3. もう1人がそのボールをトラップして返す

● 練習のポイント

相手に返すのに慣れてきたら以下の条件を付け加えてみましょう!

  • 様々なボールを投げる(胸に、足元に、ワンバウンド、山なりなど)
  • トラップしてから3秒以内に相手に返す
  • 慣れてきたらダイレクトで相手に返す

● 練習で得られるもの

少年サッカーでも、スローイングからトラップミスなどでボールを失うところを良く見かけます。落ち着いてトラップ、もしくはシンプルにリターンや自分でターンできるようになる為のトレーニングです。

練習③ 『パスムーブ』

3回連続・5回連続・10回連続ミスなしで続けると言うように、ゲーム性を付け加えると程よいプレッシャーもかかってより楽しい練習になります。

● 練習の流れ

  1. 2人で2、3メートル開けて向かい合う
  2. 1人はパス出し役、もう1人はトラップから相手にパス(トラップする側の周りにマーカーを2つ〜4つ程ランダムに置く)
  3. パスがきたらトラップ or ダイレクトでボールを返す
  4. 出した後にランダムに置かれたマーカーの一つをステップで回って定位置にもどる

● 練習のポイント

  • パススピードを徐々にあげる
  • パスを出す時にステップで周るマーカーを指定し、パスした後に素早くそのマーカーを周る。
  • パスを出した足で一歩目のスタートをきる

● 練習で得られるもの

これはパスを出して動く為のトレーニングです。パスを出して止まるのではなく考えて、パスの後にスムーズにムーブ(動く)しましょう。

最初はトラップする事、パスを出すこと、に専念してしまいムーブをうまくできないかもしれませんが、慣れてくると、トラップ・パス・ムーブまでがスムーズにできるようになります。

楽しく練習をするメリットとは

楽しく練習するというのは『ふざける』とは違い、テレビゲームで言うレベル上げです。極端に言うと、今の自分がレベル1なら、トレーニングを通してレベルを徐々に2、3、4と上げていく為のトレーニングです。

レベルアップしていくともちろんトレーニングの難易度も上がってきます。難易度が上がってきていると言う事は少しずつでもうまくなってきている証拠です。練習を続ける事によって、少しずつできるようになっていく。この『少しずつできるようになっていく』事がこのトレーニングの最大のメリットです。

できなかった事ができるようになる。達成感を感じて「楽しい!」から、「もっとできるようになりたい!」と思い努力する。それがポジティブなルーティンになっていきます。

楽しくサッカーをしてもらうために親や指導者ができること

トレーニングを理解して楽しく練習する事が大切です。

子供たちが楽しいと感じる時は以下の2つの時です。

  • できなかった事が出来る様になった時
  • できた時にポジティブな言葉で褒めてもらった時

子供達の『できた!』と言う感情を共有しましょう。できるようになった選手を沢山褒めてあげましょう。 ポジティブな事、達成できた事を一緒に感じる事で、選手の『モチベーション』や『達成感』を高める事ができます!

声かけの時に、出来ないところを『違う!』と突き放すのではなく、『今のも良いが、こうしたらもっと良くなるよ』と言うポジティブな声かけをするだけで、選手の成長スピードは早くなります。

まとめ

今回紹介した練習は、

  • ボールフィーリング
  • トラップ
  • パス
  • ムーブ

とサッカーに必要な要素が沢山詰まったトレーニングになっています。

上記にも『レベル上げ』と表現しましたが、レベルの上がり方にも個人差はあります。いきなりレベル1がレベル10にはなりません。1つ1つのトレーニングを理解し体に染み込ませる事で、少しずつでも『できるようになる!』喜びが『楽しい』に繋がり、『もっと上手くなりたい!』というモチベーションに変わります

この楽しむという過程(プロセス)を子供と一緒に感じましょう。その時はありったけの笑顔で褒めて喜びましょう!

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投稿者プロフィール

Urabe Kenji
Urabe Kenjiプロフェッショナルなサッカーコーチ
元ソサイチ(7人制サッカー)日本代表キャプテン・サッカーコーチ歴15年・メンタルコーチ。
僕が指導していく中で大事にしている事は、サッカースキルだけではなく、チャレンジ精神とバイタリティを育てることです。僕が持っている知識を発信してきます。

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