少年サッカーのセンターハーフの役割は? 求められることと、適正

少年サッカーのセンターハーフの役割

息子がセンターハーフにコンバートされたが、

  • 少年サッカーでセンターハーフをやる際に重要なことは?
  • センターハーフに適性があるのはどんな人?
  • センターハーフで成長できるスキルは?

と考えている方に向けて、この記事では少年サッカーのセンターハーフのポイント、適正やすぐに使えるテクニックを紹介していきます。

少年サッカーのコーチ歴15年以上のKenjiがセンターハーフについて詳しく解説していきます。

8人制の少年サッカーでは「センターハーフ」はとても重要なポジションです。
ポジション名は色々と呼び方があり、「ボランチ」「シャドウ」「オフェンシブ」「ディフェンシブ」「アンカー」などセンターハーフでも細かい切り分けがされています。

この記事での「センターハーフ」は「中央に位置する中盤の選手」という位置付けで話をさせて頂きます。
そのチームの「核」と言っても過言ではないセンターハーフのポジションで必要な能力、技術があります。

この記事を読むことで、息子センターハーフでの成功はもちろん、今後のサッカー人生の可能性が広がるように親としてサポートしていけるようになります。

少年サッカーのセンターハーフで大切なこととは?

センターハーフはコートの中心にいるので、360度からプレッシャーをかけられます。

そのプレッシャーの中で、下記を考えながらプレーすることがとても大切です。

  • 何を見るのか?
  • どこに動くのか?
  • どういうプレーをするのか?

このように、センターハーフの選手は、他のポジションの選手よりも「予測する」事が必要になります。

「予測してプレーする」ことで、仲間にとってはいつでもパスがもらえる「強み」になり、相手にとっては攻めの起点を潰される「脅威」になることができます。
一つ先の未来を予測しながらプレーできるセンターハーフは、チームに欠かせない選手になるのです。

少年サッカーのセンターハーフの役割

少年サッカーは8人制で、11人制に比べても選手1人1人のボールに関わる回数が多いです。そんな中でもセンターハーフは、どのポジションの選手よりボールに触れることが多いポジションだと言えます。
センターハーフが上手く機能する事で、チームにとって大きな影響を与えるのです。

少年サッカーのセンターハーフの役割

  1. 攻めの時は、ディフェンスからボールを受けオフェンスにボールをつなぐ
  2. 守りの時は、オフェンスの選手と連動して相手の「起点」の選手からボールを奪いに行く
  3. チャンスを判断し、自分自身でもゴールを狙いに行く

そしてセンターハーフは、全てのプレーに顔をださないといけない役割もあります。
そのため、下記のように攻めも守りも「予測してプレーする」事が大切なのです。

  • 前にボールを繋ぐ為に、ここに動けばボールを引き出せそうだ
  • 守りの場面で、この選手にボールを持たせないようにディフェンスしよう

少年サッカーのセンターハーフに向いている子の3つのポイント

センターハーフのポジションは攻めと守りの両方で重要な役割があります。
攻めの選手のプレーをアシストしつつ、守りの選手と連携して守らなければいけません。

そんな少年サッカーのセンターハーフに向いている子は、どのような子なのでしょうか?

センターハーフに向いている子の特徴

  1. 仲間に気がつかえる
  2. 対戦相手の考えを読む事ができる
  3. 沢山走る事ができる

それぞれを詳しく解説していきます。

ポイント① 仲間に気がつかえる

仲間に気が使えるセンターハーフは、下記ができます。

  • 味方が求めてるポジションにスッと入ってプレーできる
  • 攻めの時にスムーズにボールを回せる

少年サッカーは8人制でボールに関わる時間が長いので、仲間を助けるプレーが出来る選手はセンターハーフに向いているでしょう。

ポイント② 対戦相手の考えを読む事ができる

対戦相手の考えを読むことができる選手は、下記ができます。

  • 相手にとって嫌なポジショニング
  • ボールを奪う可能性の高いプレス

そのため、守りの時に危ない場面でボールを奪うことができるのです。

少年サッカーで、自分のプレーで頭がいっぱいの選手をよく見ます。
そんな中でも「相手の選手は今何を考えているだろうか?」と考えられる選手は、センターハーフにむいているでしょう。

ポイント③ たくさん走る事ができる

たくさん走る事ができる選手は、攻守の切り替えが圧倒的に多いセンターハーフのスキルとして重要です。

たくさん走る事ができる選手は、下記ができます。

  • カウンターの時に戻って守りができる
  • チャンスの時に攻めに顔を出せる

少年サッカーではミスはつきものです。
仲間のミスもそうですが、相手のミスも沢山あるので、攻守の切り替えがとても多くなります。

その度につねに頭を働かせて走れる選手は、センターハーフに向いている選手といえるでしょう。

少年サッカーのセンターハーフで得られる3つのスキル

少年サッカーではポジションによって、得られるスキルがあります。
ここではセンターハーフをする事で得られるスキルをいくつか紹介します。

センターハーフをする事で身につくスキル

  1. 予測する力
  2. 豊富な運動量
  3. 徹底した基礎技術

それぞれを詳しく解説していきます。

①予測する力

予測する力とは、下記のようなことを予測し相手より早く動くスキルです。

  • 次に何が起こりそうか?
  • 仲間を助ける為にどこに動けばいいか?
  • 相手はどこを中心にせめてきそうか?

他のポジションの選手よりも「考える」事の多いセンターハーフのポジションは、常に次に起こることを考えてプレーしなければいけないため、「予測する力」を身につける事ができます。

②豊富な運動量

「攻め」にも「守り」にも関わるセンターハーフの選手には、運動量が必要不可欠です。

攻めの時はゴールを狙う為に必要なポジショニングをとり、守りの時は相手の起点の選手を素早くプレッシングに行かなければなりません。
さらに良いセンターハーフは、他のポジションの選手のカバーもすることができます。

このように、センターハーフには豊富な運動量が求められるため、豊富な運動量を身につけることができます。

③徹底した基礎技術

攻守に関わるセンターハーフはボールに触れる回数も多くなります。
ボールタッチ数が増える事によって、チャンスの回数が増えますが、ミスの回数も増える可能性はあります。

そこで重要になるのが、止める・蹴るなどの「徹底した基礎技術」です。

センターハーフには、ボールを失わない基礎技術が必要になり、常にプレッシャーを受けながらプレーすることによって徹底した基礎技術が身につきます。

いいセンターハーフの選手は、ボールを失うことが少なく、基礎技術がしっかりしています

まとめ(少年サッカーのセンターハーフ)

少年サッカーのセンターハーフにとって重要な事は、下記です。

  • グランドの中央にいて、攻めにも守りにも貢献する必要がある
  • 相手よりも先に未来を「予測」しプレーする必要がある
  • ボールに触る回数が多くなる為、基本的な技術が必要であり、身につけることができる

上記の事は普段のトレーニングから基本を徹底して練習し、予測をしっかり意識しながらプレーすることで身につくスキルです。
日々のトレーニングに目的を持ち、考えてプレーするようにしましょう。

センターバックについては下記の記事をご覧ください。
【少年サッカーのセンターバックとは? 求められることと、適正について】

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投稿者プロフィール

Urabe Kenji
Urabe Kenjiプロフェッショナルなサッカーコーチ
元ソサイチ(7人制サッカー)日本代表キャプテン・サッカーコーチ歴15年・メンタルコーチ。
僕が指導していく中で大事にしている事は、サッカースキルだけではなく、チャレンジ精神とバイタリティを育てることです。僕が持っている知識を発信してきます。

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