少年サッカーでドリブルが上達する3つのコツと練習メニュー

「ドリブル」と聞くと思い浮かぶのは、ネイマールやクリスティアーノ・ロナウドなど世界で活躍する選手の華やかなプレーを思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、サッカーにおいて、「ドリブル」は華やかなものだけではありません。
ドリブルは、本来「トラップ」「シュート」「パス」などのゴールを決めるための「手段」なのです。

  • ドリブルが上達するコツはあるの?
  • どんな練習をすればドリブルが上達するの?
  • そもそも少年サッカーでドリブルはどの程度重要?

と考えている方に向けて、少年サッカーコーチ歴15年以上のKenjiが詳しく説明していきます。

上記でもお伝えした通り、ドリブルはゴールを目指す手段です。
その手段を磨くことで、よりゴールに近づくことが可能になります。

少年サッカーでドリブルが上達する3つのコツ

ドリブルが上達するコツは主に3つあります。

  1. ボールに触れる時間を増やす
  2. 集中力を上げる
  3. イメージしながらプレーする

①ボールに触れる時間を増やす

ボールに触れる時間を増やすことは単純ですが、とても大事なことなのです。
「ボールを常に触っていたい」と思っている子供ほど、ボールを扱うのが上手くなり、ドリブルが上達していくのです。

外だけでなく、家の中などでもできるだけボールに触る時間を増やしてあげましょう。

②集中力を上げる

ドリブラーはドリブルしている時、(試合中も自主トレ中も)夢中になることができます。
夢中になると言う事は集中力がとても上がっている証拠です。
自分の世界に入り込む選手もいますが、この「ゾーン」に入り込める選手はドリブラーになる素質を持っていると言えます。

集中力が上がるように、子供がボールを触っている間は集中できる環境を作ってあげましょう!

③イメージしながらプレーする

イメージとは、「相手をかわすイメージ」「ゴールするイメージ」など様々なイメージが頭の中で描けることです。
上手い選手になると次の次の展開までイメージしています。

イメージするとは、ディフェンダーが次にこう動くだろうと予測してプレーする事です。
練習では、コーンやマーカーなどをランダムに置いて「相手」や「味方」をイメージしてドリブルの練習をするといいです。

少年サッカーでドリブルが上達する効果的な練習メニュー

ドリブルと言っても、相手を「かわす」「ずらす」「食いつかせる」「運ぶ」など、様々な用途があります。
サッカーの中でのドリブルは単純に相手を抜くことが全てではありません。

そのための、様々なシーンで使える練習メニューを紹介していきます。

①コーンドリブル+周りの情報収集

コーンドリブルやマーカードリブルをしている子供は多いでしょう。
このトレーニングが悪いとは言いません。

しかし、コーンドリブルも周りの状況がわからない状態でドリブルをしているのなら、試合でも周りの状況が見えず、ボールロストする確率が増えます。
周りの状況を把握するからこそ、ドリブルに意味を持つようになります。

下記のドリブルを、姿勢よく間接視野と首をうまく使い顔を上げながらしてみて下さい。

  • 右足のみのドリブル
  • 左足のみのドリブル
  • アウトサイドのみのドリブル
  • 足の裏を使ったドリブル

姿勢を良くすることを意識しすぎて、ボールタッチが適当だったり、コーンにぶつかったりして良い訳ではありません。
目線を上げるタイミングなどは個人差もあるので、自分のリズムやタイミング、ドリブルの形を作って行くことが大切です。

②色付きコーン(マーカー)へのドリブル

一辺5メートルの四角形の角にそれぞれ色違いのコーン(マーカー)を置いて、言われた色のマーカーを素早く回って真ん中に戻るトレーニングです。
言われた色を素早く判断すると同時に、細かいタッチでコーンを周ります。

この時も常にパスやシュートが打てる状況にしておくことや、色を言う人を間接視野等で確認することが大切です。

③様々なシチュエーションからの一対一

  • 後ろから追われる一対一
  • 正面からプレッシャーをかけてくる一対一
  • 横からプレスしてくる一対一

など、試合で起こりうるシチュエーションでの一対一の練習はとても効果的です。

ただ、試合中に「完全な一対一」はそうそう起きません。
どこかに仲間がいるか、仲間が来てくれる状況です。

なので、「パス」や「目線」といったフェイントを駆使した中での一対一(実際にはニ対一)の状況でプレーした方が、より試合に近いシチュエーションで様々なプレーができるようになり効果的です。

少年サッカーでのドリブルの重要性

ゴールデンエイジ(小学中学年から高学年)の時期にしっかり基礎トレーニングを怠らず土台を築いていれば、その上に沢山の技術を乗せることができるようになります。

特にドリブルは小さな頃のボールフィーリングが、後々のサッカー選手としてのドリブル能力に大きく関わってくるので、少年サッカーの時期に沢山ボールを触って、沢山ドリブルすることが大切です。

まとめ(少年サッカーでのドリブル上達)

小学生年代は特に沢山ボールと触れ合うことが大切です。
ボールに触れている時間が長い選手の方が、ボールフィーリングが良くドリブルも上達します。
僕も沢山ボールと遊び、学び、通じて上手い選手の真似をしながら少しずつボールフィーリングがよくなりました

そして沢山ボールに触れる時に、沢山の情報を取り、良いイメージをして、相手を見ながらプレーをすることも必要です。
これまでのトレーニングに一手間加えるだけで、プレーもガラッと変わります。

この記事を読んで、ドリブルに対してのイメージや考え方が少しでも変化や変わるきっかけになれば幸いです。

そしてドリブルを上達させたいなら、少人数のサッカートレーニングが効果的です。
少人数なのでボールタッチ数が増え、様々なシチュエーションを練習しやすいのです。
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試合で活躍できるプレーができるように応援しています!

投稿者プロフィール

Urabe Kenji
Urabe Kenjiプロフェッショナルなサッカーコーチ
元ソサイチ(7人制サッカー)日本代表キャプテン・サッカーコーチ歴15年・メンタルコーチ。
僕が指導していく中で大事にしている事は、サッカースキルだけではなく、チャレンジ精神とバイタリティを育てることです。僕が持っている知識を発信してきます。

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