なぜうちの子は伸びない? 少年サッカーで伸びる子の特徴
- うちの子はなぜ成長しないの?
- 他の子は何をしているの?
- どうすれば他の子に追いつけるの?
と悩んでる方に向けて、少年サッカーの指導歴10年以上のKJが子供が伸びない原因と成長のコツを教えます。
子供のチーム活動やスクールに通わせる中で、「他の子はもっと頑張ってるのにうちの子はなんで伸びないの?」など人と比べてしまう事もあると思います。
ですが、子供が成長するタイミングは誰にもわかりません。
明日かもしれませんし、1年後かもしれません。
しかし、子供の成長を促すにはポイントがあります。
少年サッカーで1番大切なのは、今後のサッカー選手としての「土台作り」です。
できないことにチャレンジしながら、少しずつ成功し成長する繰り返しが「土台」を作るために必要なのです。
土台作りに必要な「失敗」と「成功」を沢山するために保護者と子供に大切なことを伝えます。
この記事を読んで、普段からの子供の取り組みや保護者の取り組みが少しでもポジティブになればと願っています。
目次
少年サッカーでなかなか伸びない子供の3つの特徴
僕がスクールコーチをしていた時に良く聞かれた質問の一つに「うちの子うまくなってますかね?」というものがありました。
正解の答えはわかりませんが、全員に共通して言える事は、「出来ることは増えてます。上手くできるようになるかはこれからですね!」でした。
子供は日々少しずつ成長していますが、成長速度には個人差があります。
これから言う3つは子供の成長を妨げている可能性があるので気をつけて下さい。
- 叱られてばかりいる
- 指導者や保護者の顔色を見てプレーしている
- 考えてトレーニングしていない
①叱られてばかりいる
子供はいつも褒められたいと思っています。
・子供を叱ってばかりしていませんか?
・子供の悪い所ばかり目について叱っていませんか?
子供は叱られると、「否定」されていると感じてしまいます。
もちろんプレー以前に「何もしない」や「やる気がない」場合は別です。(そうだとしても、子供が何もしない理由を聞いてあげる事は大切です)
叱られて否定されたと感じた子供は消極的になります。
メンタルも良くない状態になり、チャレンジしなくなります。
そしてどんどん負のスパイラルにはまっていき、子供の成長が妨げられてしまうのです。
②指導者や保護者の顔色を見てプレーしている
子供が成長するためには、「自分で考える」ことがとても大事になります。
それはアドバイスはしっかり聞きつつ「選択」と「決断」は自分がするという事です。
指導者や保護者の顔色を見てプレーしていると、「こうしないとダメ」とか「こうしないと怒られる」といったネガティブな思考になります。
成長する為に必要な自分で考えて「選択」と「決断」する事が欠落してしまうため、成長が妨げられてしまうのです。
③考えてトレーニングしていない
トレーニングには基本練習やグループ練習など様々ですが、練習には必ず「テーマ」や「課題」があります。
そのテーマや課題を理解しながら、トレーニングできるかはとても重要です。
うまくいかなくても、「次はこうしよう」とか「今のプレーの何が良くなかったんだろう」と考える事が大事です。
何も考えずにトレーニングしている子供と、考えてトレーニングしている子供では成長にかなりの差がでます。
成長する為に「考える」事は必要不可欠なのです。
少年サッカーで伸びる子供の3つの特徴
当たり前の話ですが、消極的な子供より積極的な子供の方が伸びます。
ボールを触る回数も違いますし、チャレンジする回数も違います。
なぜ積極的にプレーできるのか? 自信を持ってメンタルの良い状態でプレーできるのか?
そこで大切なのは子供への声かけとメンタル状態を良くする為の環境を整える事です。
そこで必要な成長する子供の特徴を3つを紹介します。
- よく褒められている
- チャレンジする良いメンタル状態になっている
- 目指すものが明確にある
①よく褒められている
伸びる子供の特徴は、よく褒められることです。
指導者や保護者が、どんな小さな事でも褒めてくれる事により子供はもっと頑張るようになります。
そして褒められる事により自分に自信がつきます。
自信がつくと積極的に自分から物事にチャレンジするようになり、どんどん成長していくのです。
②チャレンジする良いメンタル状態になっている
よく褒められる事で自信をもった子供は、積極的に沢山の事にチャレンジします。
その分「失敗」をするかもしれませんが、「失敗」は沢山していいんです。
積極的にチャレンジしておこる「失敗」は「経験」として子供の財産になります。
そして「失敗」を「成功」に変える事が「成長」です。
それを理解していれば「失敗」した時にメンタルがぶれる事はありません。
このような良いメンタル状態は、成長する子供に見られる良いスパイラルです。
③目指すものが明確にある
成長する子供は「目標」があり、目指すものがはっきりしています。
「この目標を達成するにはこれをしないといけない」という事が自分でわかっています。
そして、目標から逆算して考えることができます。
チャレンジする事で失敗を経験する → 失敗を修正して成功に繋げる → 次の課題を見つけてチャレンジする
といったサイクルができるのです。
ブレない目標を持ち、課題をしっかりクリアしていく事で、良いメンタル状態を持続する事ができます。
少年サッカーで子供が成長するために保護者ができる事は?
当たり前ですが「下手になりたい」と思ってサッカーを練習する子供はいません。
みんな上手くなりたいと思って練習しています。
ただ皆が同じ時期に同じだけ成長するという訳ではありません。
成長にも個人差があります。身長や身体的な所も個人差がありますよね。
しかし子供を良いメンタル状態にできる環境を整えるだけで、成長の伸びる幅は全然違います。
保護者ができる3つのポイントを紹介します。
- 子供の良い所を探す
- 失敗してもチャレンジを褒める
- 保護者の伝えたい事を気づかせる工夫をする
①子供の良い所を探す
子供のサッカーを見ていて「悪い所」も沢山見えてくると思います。
サッカーでの修正は指導者に任せて、保護者は子供の「良い所を探す」事を沢山してほしいです。
子供は今できる精一杯を表現してくれます。
その中で「ここが良かった!」「あれ凄かった!」と言ってもらえたら子供は「次も頑張ろう!」となります。
保護者は子供の1番の理解者であり味方でいてほしい。
子供にとって何より嬉しいのは保護者に褒められることなんです。
②失敗してもチャレンジを褒める
子供の失敗を我慢出来ず怒ったことはありませんか?
その失敗は子供がチャレンジして起こった失敗ではありませんか?
チャレンジした結果の失敗ならそれは子供にとってはプラスです。
何もせず失敗もできないより、チャレンジして失敗できた事の方が何倍も素晴らしい。
その失敗は成功に繋がる失敗であり、それを乗り越えた先に「成長」があるのです。
チャレンジの結果を評価するのではなく、チャレンジの回数を評価してあげて下さい。
チャレンジを見て褒めてくれる人がいる事で、子供は良いメンタル状態になり成長します。
このように、チャレンジできる環境が子供の成長を促します。
③保護者の伝えたい事を気づかせる工夫をする
気づいた事をすぐ伝えたい気持ちはわかりますが、その気持ちを一回しまって子供の目線で考えてみて下さい。
・すぐ伝えた方が良い事なのか?
・子供自身が自分で気づく事が良い事なのか?
子供への伝え方も工夫してあげると、子供は自分で考えるようになります。
ヒントを出してあげるのも一つの伝え方です。
頭ごなしに「あれがダメ!」「ここが悪い」「こうしろ」と伝えるのは、お互いに良い気持ちにはなりません。
どうやったら子供が自主的にやってくれるのかを考えて、ヒントを与えるなどして子供に気づかせてあげて下さい。
子供が成長するためには保護者と子供のメンタルの成長が重要
子供の成長を支えていくなかで保護者と子供の関係性とメンタル状態はとても重要です。
保護者の良いメンタル状態とは、子供の良い所を探し子供に伝えてあげる事です。
保護者が良いメンタル状態だと、伝染するように子供も良いメンタル状態になります。
子供は良いメンタル状態だと、ポジティブな思考を持ち何事も前向きに取り組むので、どんどん成長していきます。
お互いの良いメンタル状態をキープできるようにしていく事が、保護者と子供のメンタルの成長に繋がります。
メンタルの重要性と大人ができることについてはこちらの記事をご覧ください。
【少年サッカーにおけるメンタルの重要性。本当に今のままでも大丈夫?】
まとめ(少年サッカーで伸びる子)
伸びる子供の特徴は「ポジティブな環境にいる事で、チャレンジが沢山できる子供」です。
そのためには、保護者と子供のメンタル状態と関係性がとても重要です。
子供にとって大切な事は「チャレンジを沢山して失敗し、成功体験を沢山する事」です。
保護者にとって大切な事は「ネガティブなところよりもポジティブなところを見つけて伝えてあげる事」です。
保護者も子供もメンタル状態が良い事でお互いに成長する事ができるのです。
他の人と比べる事なく、焦らずに子供の成長ができる環境を整えて見守る事も大切です。
あなたの子供の成長を心から応援しています。
ブレイルでは「無料相談」と「お試しレッスン」を実施しています。
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投稿者プロフィール
- 元ソサイチ(7人制サッカー)日本代表キャプテン・サッカーコーチ歴15年・メンタルコーチ。
僕が指導していく中で大事にしている事は、サッカースキルだけではなく、チャレンジ精神とバイタリティを育てることです。僕が持っている知識を発信してきます。
自己紹介記事はこちら →
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