少年サッカーのセンターバックとは? 求められることと、適正について
息子がセンターバックにコンバートされたが、
- 少年サッカーでセンターバックをやる際に重要なことは?
- センターバックに適性があるのはどんな子?
- センターバックをすることで成長できるスキルは?
と考えている方に向けて、この記事では少年サッカーのセンターバックに必要な3つのポイント、適正やすぐに使えるテクニックを紹介していきます。
センターバックで大切なことは、最後まで諦めない気持ちです。そして、キャプテンシー・観察力・パスを繋ぐ能力があることがセンターバックの適正があるといえます。
ここからさらに詳しく、少年サッカーのセンターバックに必要な3つのポイント、適正やすぐに使えるテクニックを紹介していきます。
目次
少年サッカーのセンターバックで大切なこととは?
皆さんのセンターバックのイメージはきっと、屈強で体が大きく、キック力が凄いというイメージではないでしょうか? しかし、センターバックは体が大きい事やキック力だけではなく、他にも様々なスキルが必要とされています。少年サッカーにも同じ事が言えるのです。
まずセンターバックにとって1番と言っていいほど大事なスキルは『ゴールを決めさせない!』と強く思えることです。ディフェンスをやってる選手は、皆そんな事やってるよと思った方もいると思いますが、ディフェンス(特にセンターバック)はゴールを体で守る最後の砦です。そのディフェンスが諦めの早い選手であれば、そのチームは接戦や本番の試合では勝ちきれないでしょう。
言い方は悪いですが、『上手くても気持ちのないセンターバック』と『下手でも気持ちの強いセンターバック』だと、オフェンスの選手が攻略するのに大変なのは後者です。
- 最後の最後まで体を投げ出してくる。
- 何回抜いても追いかけてくる
このようなセンターバックが1番厄介です。一見『そんな簡単な事か』と思うかもしれませんが、実はこの気持ちが1番センターバックに大切な事なのです。
少年サッカーでのセンターバックの役割
攻撃面でセンターバックに求められる役割は、『100%のパスを繋ぐこと』です。センターバックのパスミスは即失点に繋がります。自分勝手なパスを出す選手ではチームとしての攻めのスタートができません。
センターバックが100%のパスを通す事で、チームからの信頼があがり、良い攻撃のスタートがきれるのです。
守備面で言うなら『相手の得点源になる選手を封じてくれること』です。相手のエースを封じる事によって、自チームに自信を与え、相手チームにプレッシャーを与える事により、試合を優位に運ぶ事が可能になります。
チームを最後尾から見られるセンターバックは、影の司令塔と言っても過言ではありません。その次に的確な指示をだせる事がチームにとって重要な役割となります。
少年サッカーのセンターバックに向いている子の3つのポイント
少年サッカーでセンターバックに向いている子は、どのような子なのでしょうか?
ここでは、センターバックに向いている子の以下の3つの特徴について説明していきます。
- キャプテンシーがある
- 観察力がある
- パスを繋ぐ能力がある
ポイント① キャプテンシー
キャプテンシーがある。
- 仲間を鼓舞し支えられる事ができる
- 仲間を進んで助ける事ができる
仲間にポジティブな声かけをしながら、守備の場面では的確なコーチングができる事はセンターバックの選手にとって必要不可欠なポイントです。
ポイント② 観察力
観察力がある。
- 相手のフォワード(チーム)を分析し対応する事ができる
- 自チームの強みや弱みを分析し修正する事ができる
試合が始まってから、まずスカウティング(分析)をする。相手のフォーメーション・相手選手の癖を見抜くことが重要になります。
ポイント③ パスを繋ぐ能力
パスを繋ぐ能力がある。
- 奪ったボールをマイボールにする事ができる
- 攻撃の起点になれる
ボールを奪えてもまたすぐ相手ボールになってしまうというチームをよく見ます。良いセンターバックは奪ったボールを確実に『マイボール』にする事ができる。これは自チームにも安心感が出るので、重要なスキルです。
少年サッカーのセンターバックで得られるスキル
センターバックで得られるスキルは、以下です。
- 熱い気持ち
- 対人スキル
- 基本のパススキル
① 熱い気持ち
『熱い気持ち』を持っている選手は相手チームからしたら脅威ですし、仲間にも戦う気持ち(ファイティングスピリット)を起こす事ができます。
スキルという訳ではないですが、『熱い気持ち』=『能力』になることが多いです。守備を頑張って体を張っている選手を目の当たりにする事で、攻めの選手はより頑張らないといけない気持ちになります。熱い闘う気持ちを見せる事で、このような相乗効果がチーム内に起こります。体を張る事が出来る事はそれだけで『能力』なのです。
チームの為に相手にゴールを決めさせない。と強く思うからこそ生まれ、身につく能力が『熱い気持ち』です。
② 対人スキル
『対人スキル』で相手を上回る事で、相手の得点源を封じる事ができます。相手のエースを封じ込める事によって、相手チームには混乱が生まれ、自チームはよりスムーズに試合を進める事ができるのです。
対人スキルとは、反応速度などの相手のドリブルやオフザボールの動きについていく能力です。相手からのリアクションでプレーする事が多いセンターバックには、ディフェンスをする時に対人スキルが必要になるので、対人スキルが磨かれていきます。
対人スキルを上げるうえで特に必要になる能力が『分析能力』です。
分析能力とは、下記の様々な相手の情報を頭に入れ対応していく能力です。
- 相手のクセ
- 利き足
- 性格
例えば、相手が左利きならボールへの寄せ方は相手に右足を使わせる方向からのプレスになります。その選手がドリブルに自信のある性格ならとことん自分に1対1を仕掛けてくるでしょう。逆に自分に自信のない選手なら、すぐにパスを選択するかもしれません。
このように試合の中で相手(もしくはチーム)を分析して対応する能力も、センターバックだからこそ得られるスキルです。
③ 基本のパススキル
『基本のパススキル』は一見とても簡単に聞こえますが、このパススキルを適当にしている選手は自チームでも信頼を勝ち取る事が難しいでしょう。
せっかくボールを奪ってもすぐにそのボールをロストしてしまう。そんなセンターバックを見ることがあります。ボールをロストしてしまうセンターバックは、第一に慌てている。焦っていて、練習でのパスコントロールができていない。センターバックは中距離(10〜15m)と長距離(15〜30m)のパスを正確につなげるようにすることが大切です。
このように、サッカー選手に必要な様々なスキルを味わえるポジションが、センターバックです。これらの『3つの能力』を身につければ、どのポジションでも応用できますし、身につけて絶対に損はないスキルです。
少年サッカーのセンターバックについてのまとめ
センターバックは大きくてキック力があればいいと思ってた僕も、サッカーを知るにつれて、こんなに考えることが多く、繊細なポジションだということに気が付きました。
そしてやりがいのあるポジションでもあります。仲間の信頼を得る為に体を張るセンターバックは誰にでもできるポジションではありません。現に日本代表でもキャプテンはセンターバックの選手が多いです。上記の『3つの能力』を極めてチームに欠かせない選手を目指してください。
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投稿者プロフィール
- 元ソサイチ(7人制サッカー)日本代表キャプテン・サッカーコーチ歴15年・メンタルコーチ。
僕が指導していく中で大事にしている事は、サッカースキルだけではなく、チャレンジ精神とバイタリティを育てることです。僕が持っている知識を発信してきます。
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