「小学生になったら子供をサッカーチームに所属させたい」
「子供に合ったサッカーチームを選びたい」
「選んだサッカーチームで長く続けてほしい」
このように思っている保護者さんに向けて、少年サッカーの指導歴22年の浦部がチームの選び方を紹介していきます。
ズバリ!!チームを選ぶポイントは...大きく分けて3つあります。
この記事の結論(先に要点だけ)
| ポイント | 見るところ | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| ①指導者の声かけ | 練習中のコーチの言葉 | ポジティブな声かけができているか |
| ②ライバルの存在 | 同年代の選手の顔ぶれ | 切磋琢磨できる仲間がいるか |
| ③チームの雰囲気 | チームカラー・信念 | 子供・家庭の考えと近いか |
| 大前提 | 必ず練習を見学・参加 | 通うのは親でなく子供本人 |
そして、必ずチームの練習を見に行ってから決めてください。
「近いから」「友達がいるから」と言った理由も否定はしませんが、子供をチーム練習に参加させて、子供がどう感じたかが大切です。
「このチームでサッカーがしたい」と思ったのか、「あまり楽しくない」と感じたのか?
所属するチームでサッカーをするのは子供なので、子供の意見を聞いてあげた方が良いです。
ただし、1・2年生の低学年だと、「楽しい・楽しくない」の判断基準が難しいです。
自分でまだ判断ができない子供もいるからです。
そんな時は保護者さんが指導者の声かけであったり、チームの雰囲気を見てあげる事も必要かもしれません。
でも、まずは子供の意見を優先する事を忘れてはいけません。
この記事を見てチームを見学・練習参加した時に、周りの人の意見に流される事なく自分で見て感じた事、子供がしっかり成長できる環境なのかを見極めるヒントになったら幸いです。
少年サッカーのチーム選びはなぜ重要なのか?
先に押さえたい要点はこの3つです。
- 小学生年代は一生で最も成長する「ゴールデンエイジ」
- 6年間所属するとなれば、環境が子供の土台を左右する
- ここで作った土台の上に、その後の技術が積み上がる
小学生年代はゴールデンエイジと言われ、子供が1番成長する時期なのでチーム選びがとても重要です。
小学1年生から6年生まで所属するとなると6年間も子供をチームに預ける事になります。
ましてや、運動能力や技術、スキルはゴールデンエイジ(10歳〜12歳)に1番成長すると言われているので、その年代をどういうチームで過ごすかは重要になってきます。
このゴールデンエイジ(10歳〜12歳)に運動能力、技術、スキルをしっかりトレーニングしてきた子供は次のカテゴリー(小学生高学年・中学生)になった時に更に成長度合いが増します。
わかりやすく言えば、子供のサッカー選手になる為の「土台」がしっかり作られるイメージです。
逆に「土台」をしっかり作っていなかったらどうなるでしょうか?
基礎がない家を建てるようなものなので、しっかりとした選手になるのが難しくなります。
それくらいゴールデンエイジの過ごし方は大切です。ゴールデンエイジに何が伸びるのかは、少年サッカーで子供が成長する時期でも詳しく解説しています。
失敗しないチームの選び方3つのポイント
チーム選びにおいて、気にしてほしいポイントがあります。
チーム選びに失敗しない為には、練習参加やセレクションという少ない時間でチームを分析しないといけません。
これは練習参加やセレクションの時に見る事や聞く事ができる事なので、気にしてみると良いでしょう。
短い見学時間で効率よくチェックできるよう、確認ポイントを一覧にまとめました。
| ポイント | 具体的に見ること | これがあると要注意 |
|---|---|---|
| ①指導者の声かけ | ポジティブ/個別にも声をかけているか | 罵声・ネガティブな声かけが多い |
| ②ライバルの存在 | 同ポジションで競える選手がいるか | 競争がなく緊張感に欠ける |
| ③チームの雰囲気 | 「個」「総合力」「勝ち」どこ重視か | 家庭の方針とチームカラーがズレる |
ポイント①「指導者の声かけ」
子供たちに対する声かけやコミュニケーションがとれる「指導者」がいるかどうかです。
その指導者の「声かけ」に注目して下さい。
- ポジティブな声かけをしているか?
- 子供たちに罵声を浴びせていないか?
- 子供たちとよくコミュニケーションを取れているか?
監督やコーチの声かけには、子供達を成長させる為の「ヒント」や「信頼」や「期待」が込められてる場合が多々あります。
子供達にポジティブな声かけができている監督・コーチは、選手とのコミュニケーションが良く取れていて、子供達が伸び伸びとプレーする事ができます。
逆にネガティブな声かけが多い監督・コーチの元でプレーしている子供達には「自主性」や「創造性」があまりなく、「怒られないようにプレーする」が1番になってしまい、成長速度が落ちてしまいます。
よくある失敗:見学の日に監督が上機嫌なだけの「たまたま」を見て判断してしまう。できれば複数回、あるいは試合と練習の両方を見て、声かけの傾向を確かめると失敗が減ります。
是非、指導者の声かけがポジティブなのかよく聞いてみて下さい。
正しいコーチングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
少年サッカーの最適なコーチングとは? 親やコーチがするべき声掛け
ポイント②「ライバルの存在」
チームを選ぶ中で大切なのは「子供が成長できる環境なのか」です。
もちろん誰に教わるかも大切ですが、切磋琢磨するライバルがいる事は非常に重要になります。
仲良しの友達がいることも大事ですが、成長の伸び代を考えると、「ライバル」の存在はとても大きいです。
- 絶対に負けたくないライバル
- ピンチの時に頼りになるライバル
様々なシーンで子供に良い影響を与える「ライバル」がいるチームを選ぶことが大切です。
「そんなの入ってみないとわからない!」と言う方は、ポイントの①と③をしっかり見極めた上でチームに入りましょう。
必ずポジション争いや練習の取り組みで、「この選手凄いな!」や「この選手は同じポジションを争いそうだ」と思える選手がでてきます。
彼らと良き仲間でありライバルである事が、お互いに切磋琢磨し成長できる関係になり、成長速度が上がります。
ワンポイント:ライバルは「負けたくない相手」であると同時に「一緒に上手くなる仲間」でもあります。勝ち負けだけで比べず、刺激し合える関係かどうかを見てあげてください。
ポイント③「チームの雰囲気」
練習などを見に行った時に気にしてほしいのは、チームの雰囲気です。
チームの信念やチームカラーは、チームごとに違って独特の雰囲気があります。
- 「個」がメインなのか?
- 「総合力」を重視するのか?
- 「勝ち」にこだわるのか?
子供や保護者さんの考えに出来るだけ近い、チームを選ぶ事が大切です。
例えば、個の力を伸ばしたいと思っているのに、チームの総合力を重視しているチームに入ってしまうと、チームにいる最大6年間本来やりたい事ができないストレスがかかってしまいます。
子供がやりたい事や伸ばしたい所にマッチするようにチームの雰囲気を確認しておくことが重要です。
よくある失敗:強豪だから、勝てるチームだからという理由だけで選び、「うちの子は個を伸ばしたかったのに出番が回ってこない」とミスマッチが起きるケース。子供が何を伸ばしたいのかを先に整理してから雰囲気を見ると失敗しません。
子供のチーム選びの際に、親ができること
チーム選びの際に保護者さんが気をつけてほしいのは「子供の意見を聞く」この1点と言っても過言ではありません。プレーするのは親ではなく子供です。
親ができるサポートを整理すると、次のようになります。
- チーム候補を一緒に探し、練習見学に連れて行く
- 見学後、子供の「やりたい」という気持ちを尊重する
- 親の都合や見栄で決めない
- 子供が自分で選び、決断できる環境をつくる
練習や試合を見に行き、子供が「このチームでプレーしたい!」と思ったなら、それを信じてあげる事です。
子供の考えや思いを優先させてあげて下さい。「子供が自分自身で選択する」事が重要です。
「選択し決断する」事で子供の意見を尊重できます。それと同時に子供にも「自覚」や「自立」を感じさせる事ができるのです。
保護者の都合でチームを選んでしまうと、子供にとっては楽しくなく、やらされていると考えてしまうことが多いです。
ほしいおもちゃがあって子供が「これがいい!」と選んでも、保護者が「これにしときな!」と渡されたおもちゃに満足できないのと同じです。
「子供の意見を聞き、子供自身が決める」これが重要です。子供の心の支え方については、少年サッカーとメンタルもあわせてご覧ください。
チームの選び方のまとめ
最後に、要点をもう一度整理します。
- チーム選びは「①指導者の声かけ ②ライバルの存在 ③チームの雰囲気」で見極める
- 必ず練習を見学・参加してから決める
- ゴールデンエイジをどこで過ごすかが子供の土台を左右する
- 最後は子供自身の意志で決めることが、自覚と自立につながる
チーム選びは「指導者の声かけ、ライバルの存在、チームの雰囲気」で決める事をおすすめします。
噂話だったり、評判の良し悪しはどのチームでも必ずあります。
チームもそれぞれですし、選手の目指す未来も様々だから当然なのです。
だからこそ、子供自身の意志で決定する事が大切です。
子供自身で決めたチームで子供が活躍し、更に「成長する姿」を見られるようなチームに出会える事を心から願っています。
チームに加えて、「個」をもう一段伸ばす環境を探すなら、少人数やマンツーマンという選択肢もあります。Breiruでは大府市を拠点に、定員8名の少人数制アカデミーと一人ひとりの課題に合わせたパーソナルレッスンを行っています。もし、お子さんのサッカーについての悩み事やお困りごとがあればお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 練習の見学は何回くらい行くといいですか? できれば複数回、練習と試合の両方を見るのが目安です。一度だけだと指導者のその日の様子に左右されやすく、声かけの傾向をつかみにくいことがあります。
Q. 「近いから」「友達がいるから」で選んでもいいですか? 通いやすさは大切ですが、それだけで決めると子どもが合わないと感じることもあります。実際に練習へ参加し、子ども自身が「ここでやりたい」と思えるかを優先しましょう。
Q. 低学年で子どもがうまく判断できないときは? 低学年は楽しい・楽しくないの判断が難しい子も多いです。その場合は保護者が指導者の声かけやチームの雰囲気を見てあげつつ、子どもの気持ちも聞くのが目安です。
Q. 強豪チームを選べば間違いないですか? 強さだけで選ぶと、伸ばしたい部分とチームの方針がズレることがあります。個・総合力・勝ちのどこを重視するチームか、家庭の考えと近いかを確かめると失敗が減ります。






