少年サッカーのトレセンに合格する3つのコツを紹介
- なかなかトレセンで合格できないのだけど原因はある?
- もうすぐトレセンのセレクションだから合格するコツを知りたい
- セレクション前に親ができることはある?
と悩んでる方に向けて、少年サッカーの指導歴10年以上のKJが、少年サッカーのトレセンで合格するコツを教えます。
私自身がセレクションの選考コーチをしていた経験と、現役トレセンコーチから聞いた事を参考に書いていきます。
トレセンには合格するコツがあります。
そんなトレセンの判断基準や、コーチ目線でトレセンを見た時の気持ちやコツを教えます。
また、選手がトレセンに行った時に心がける事と親がしてあげられる事をまとめました。
この記事を読めばもう大丈夫。安心してトレセンのセレクションに挑んでください。
目次
少年サッカー|トレセンのセレクションの仕組み
トレセン(トレーニングセンター)は、地区選抜>県選抜>地域選抜>ナショナル選抜と続く仕組みになっています。
地区トレセンは各市のチームに所属している選手で、各チームのコーチが選んだ選手2〜3人が集まり、一度に100〜80人ほどで行われます。
セレクション時間は約2〜2.5時間です。
その後地区トレセンの合格者が県選抜・地域選抜とセレクションを受ける事ができる仕組みになっています。
トレセンの選考方法
トレセンコーチは参加選手の名簿をもっており、トレーニングを通して選手を「◯」「△」で評価し、トレーニング後に各コーチとミーティングにより選手選考します。
地区ごとに選考方法の多少のばらつきはありますが、セレクション毎にテーマがあり、そのテーマに沿って選手の選考をすることが多いです。
「テーマ」とは選手を選考する上でコーチ達に共通認識として持つべき「基準」です。
例えば「DFのプレッシャーが強い時にも自分のプレーができているか?」というように、選考基準になるテーマに沿って選手選考をしています。
トレセンのコーチが見ているもの
トレセンのコーチは普段から選手たちを見ている訳ではありません。
だいたいの選手のプロフィールや特徴を、各チームのコーチが提出しているのですが、人数が多くなると全員のプロフィールを頭に入れるのは大変難しいです。
そんな中トレセンで重要となる選考ポイントは3つあります。
- 選手の技術・運動量
- 会場に来てからの選手の立ち振る舞いやゲームでの声かけ
- トレーニング・ゲームでの結果
決して長い時間1人の選手を見れる訳ではないので、これらをアップ、トレーニング、ゲームの中でコーチたちが見て判断しています。
どんな選手が集まっているのか
もちろん誰でも参加できる訳ではありません。
各チームのコーチが推薦する2-3名ほどが集まって行われます。
ですが、各チームのコーチは上手い選手を選ぶという訳ではなく、最低限のレベルを判断した上で、トレセンに参加させる事によって成長するきっかけが掴めそうな選手を推薦する事もあります。
そのため、各チームの中心選手や伸び代のある選手が集まっています。
少年サッカー|トレセンのセレクション時の3つのコツ
トレセンのセレクションは参加人数にもよりますが、1人あたりがアピールできる時間はとても短いです。
その短い時間でどれだけコーチ陣にアピールできるかがポイントになります。
ポイントを3つ紹介します。
①表現力とコミュニケーション
トレセンでのトレーニング時間は約2時間です。
その時間で指導者達に自分をアピールしなければいけません。
そこで大切なのが「表現力とコミュニケーション」です。
特に下記を心がけるといいでしょう。
- コーチの声かけをすぐ体現できる
- プレーの中で自分を知ってもらえる声かけや立ち振る舞い
- 自分のストロングポイントをアピールできる力
- 仲間に自分の特徴を伝えるコミュニケーション
そして、仲間に何かを伝える時には、仲間の意見もしっかり聞けるようにしましょう。
②リーダーシップ
先程も言ったようにトレセンは、各チームの中心選手が来ていると言っても過言ではありません。
その中でもリーダーシップをとれる選手は、コーチの目に留まりやすいです。
仲間への声かけかもしれないですし、相手と「闘う」闘争心かもしれません。
「誰かがやってくれるだろう」ではなく、常に自分から率先していけるリーダーシップを持つことが大きなアピールポイントになります。
③結果へのこだわり
トレセンに来ている選手のほとんどが「合格したい」「負けたくない」と思っている選手です。
多い時は80〜100人程集まるなかで、合格への一つの判断基準は「結果」です。
1対1やグループトレーニング・ゲームにしても、プレーする場面場面で「結果」が生じます。
「ゴール」「アシスト」「1対1」などの一つ一つの勝負をコーチは見ています。
もちろん100%結果で決まるとは言いません。
しかし、同じくらいのレベル・同じくらいの特徴ならば、結果も重要な選考基準になります。
そして自分の出来も大事ですが、「チームを勝たせる事ができる選手」は指導者の評価も高いです。
このように、結果にこだわり、一つ一つの勝負で結果を出すことが大きなアピールポイントになります。
少年サッカー|トレセンのセレクション前に必要な心構え
まず考えなくてはいけないのは、選手は指導者に「この選手は面白そう」「ポテンシャルがあるな」と思われなければいけないということです。
トレセンに選ばれる選手には下記の2つの特徴があります。
- 素直であること
- 現状に満足していないこと
素直な選手はトレセンに行って化ける可能性があるからです。
色々なコーチ、選手の良い所を受け入れる素直さは大事です。
素直な選手は、トレセンに連れて行きたくなります。
そして2つ目は現状に満足していない選手です。
「もっと上手くなりたい!」と常に思っている選手は、トレセンに行って技術はもちろん考え方など様々な事を吸収します。
そんな選手は伸び代もあるのでトレセンに連れて行きたくなる選手です。
選手が一つ気をつけなければいけない事は「トレセンに行く事」を目標にしない事です。「トレセンに行く事」ではなく「トレセンで自分に何ができるか?」と考えることが重要です。
その為には、日頃のトレーニングの強度、精度をあげて、コンディションを整えるのも大切です。
トレセンには自分よりも上手な選手がきっといるでしょう。緊張もすると思います。
そんな時こそ、「当たり前の事をする」事が緊張を解く鍵です。
「リフティング10回やる」「いつものドリブルをやってみる」そんな普通の事をするだけで自分の気持ちをセルフコントロールでき、少し楽になります。
どうすればいつも通りのプレーが出来るのかを考えてみてください。
少年サッカー|トレセンに向けて親がしてあげられること
親は子供に「プレッシャーを与えすぎない事」が大切です。
子供は親から過度にプレッシャーをかけられると、いつものパフォーマンスを出せない事がよくあります。
「頑張らないといけない!」が空回りしてしまうんですね。
頑張らないといけない事も子供が1番わかっています。親はそっと支える程度で十分です。「楽しんできてね!」と言えるくらいが丁度いいんです。
プレーするのもトレセンに挑むのも子供です。
子供の自主性を尊重してあげて下さいね。
少年サッカーのトレセンまとめ
知らない選手ばかりの中で、2時間程でトレセンが行われます。
まずはいつも通りのプレーをする事で自分の緊張をセルフコントロールして下さい。
あとは自分の意見もしっかり仲間に伝える事。
仲間の言葉もしっかり聞く事。そして自分のアピールです。
自分のストロングポイントをしっかりアピールできるようにしましょう。
そのためには自分のストロングポイントを理解する必要があります。
日々のトレーニングからストロングポイントを磨く事が大事です。
そのストロングポイントを持っている「自信」が緊張を少しずつほぐしてくれるのです。
プレーにも良い影響を起こすでしょう。
色々な上手な選手とプレーをして「楽しむ」事も忘れないでくださいね。
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投稿者プロフィール
- 元ソサイチ(7人制サッカー)日本代表キャプテン・サッカーコーチ歴15年・メンタルコーチ。
僕が指導していく中で大事にしている事は、サッカースキルだけではなく、チャレンジ精神とバイタリティを育てることです。僕が持っている知識を発信してきます。
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